THUNDER IN THE EAST
- Loudness -

大江千里のLive Depot

07.15 TOKYO FM HALL



01. CRAZY SAMURAI
02. R.I.P.
03. ROCK AND ROLL(LED ZEPPELIN)
04. LOUDNESS [New Version]
05. ROCK SHOCK(MORE AND MORE) [New Version]
- EC -
06. CRAZY NIGHT

Vol.163 2004/07/15 ON AIR (guest:LOUDNESS
「こんばんは!大江千里です。どうもようこそ。いやー夏の天気といいますか降ったり止んだりしてますけど、そんな中みなさんようこそおいで下さいました!今夜はLive Depot、史上初の大迫力、大音量でロックをガッツリとお送りしますよー!一列目とステージの間が離れているんですけど、いろいろ楽しいことが今夜はあるはずです。早速今夜登場のバンドのレジュメを紹介したいと思います。81年彼等は日本のシーンに颯爽と登場しました。そして84年にワールドデビュー。僕の記憶によると坂本九さんと彼等じゃないかと、向こうのシーンをにぎわせた日本人というのは。今もなお日本のシーンを引っ張り続けてる彼等です。ハードロック界のパイのニア、LOUDNESS!」

(LOUDNESS登場)

千「お一人ずつがつんと担当、お名前、ご挨拶をお願いいたします」
二井原「どうも!ボーカルの二井原実です!」
千「ありがとうございます。お久しぶりです」
二井原「お久しぶりです」
千「急におっちゃん同士の会話になってますけど(笑)。キャラががらっと変わるんですけど」
二井原「同い年なんですよねー、出身も一緒。(会場に向かって)えーって、その言い方はないやろ!」
千「その言い方は何やねん。思いっきりタンクトップで。じゃお次をよろしくお願いします」
高崎「ギターの高崎晃です」
千「(会場の歓声に)ファンは熱いね!高崎さんはリハーサルのときと全く雰囲気が変わって、すごいインパクトですけど(笑)。目の色がブルーですよね。次は」
樋口「ドラムの樋口宗孝です。どうも。(千里さんに向かって)藤井寺やんね、同郷ですよ」
千「同郷ですね、近いですねー。今日はリハーサルのときから暑かったみたいですね。扇風機を後ろに置きながら(笑)」
樋口「クーラーや(笑)」
千「一番低い温度に設定されても会場、暑い、暑い、汗かいてやってましたけどね。さ、そして」
山下「ベースの山下昌良です。どうも」
千「山下さんがベースマガジンかなんかで先生やってはるやつ読んだことあるんですけど」
山下「古いですね、それ(笑)」
千「その印象がすごいあって。よろしくお願いします。四人並ぶとみんな黒、僕も今日は黒なんですけど、黒、黒、黒、黒で高崎さんだけ目の色とドレッドの色がすごい派手ですよね」
高崎「派手好きなんです」
千「そのまんまですね(笑)。さて、LOUDNESSは2000年にオリジナルメンバーで復活しましてアルバム4枚をリリース、先週復活後初のシングル、『CRAZY SAMURAI』」
二井原「もう久しぶりのシングルでドキドキです」
千「このシングルは高崎さんのソロも満載で。二井原さんも……」
二井原「そんな付け足したように言うてどないすんねん(笑)」
千「いやいや(笑)。歌声変わんないですよね。今日楽しみにしてます、ほんまに。早くも次のレコーディングやってるっていう噂も聞いてるんですけど、それ本当なんですか」
二井原「セルフカバーのアルバムを作ろうってことで全国からリクエストを募りまして、一番人気のあった曲をレコーディング中です」
千「ソニックマニアもやってましたよね、あの冬の」
二井原「ソニックマニアのグルーヴ感をそのまま音にしたいということで高崎先生が。それでシングルを作ろうと」
高崎「新鮮パックしました」
千「なるほど。ライブからエネルギーもらって今年は進むぞ!と」
二井原「そうですね。ソニックマニアがなければシングルもなかったと、そんなような感じです」
千「それだけ大きなイベントだったわけですよね。今夜のライブはどんな感じになるでしょうか。新曲の披露もありますよね」
二井原「新曲を初めて人前でやるんで」
高崎「それも生で」
千「その瞬間をみんなで味わおうじゃないですかー」

(LOUDNESSライブ)
『CRAZY SAMURAI』
『R.I.P.』

-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)大江千里のLive Depot、続いては僕もピアノに向かってセッションタイムのコーナーです。今夜のゲストをもう一度紹介しましょう、LOUDNESS!」
(セッション)

レッド・ツェッペリン『ROCK AND ROLL』(すごく聴いてて楽しかった。演奏してるほうも楽しそうでした)

千「今日加わってみて、LOUDNESSの音の中に入ると大爆音の中に入ると意外と台風の目の中に入ったような気分ですね。意外とこの中に流れてる空気ってわりと静かな部分もあって」
二井原「でしょ?僕の知り合いのソウルシンガーがこういうヘビーメタルの中で歌ってて、この轟音の中に入ったとたんに体がフーって浮くような気がすると。たまに僕もあるんですよ。樋口さんのドラムで、今は髪の毛がなくなってしまったんですけど(笑)、髪の毛が長かった頃ね、ベードラで髪の毛がなびくほどの低音がありまして、それでクラクラクラとライブ中なりましたけど」
千「この『ROCK AND ROLL』、みんなもよく知ってる曲だと思うんですけど、こういうロッククラシックスを演奏するとキャリアのあるバンドが演奏するからこそ、やっぱり出る味みたいなのありますよね。原曲がよく分かるという」
二井原「僕もあんまり知らないんですけど」
千「そうなんですか、それ本当?」
二井原「いやいや、まぁまぁ」
千「他のアーティストとセッションされることあるんですか」
二井原「結構カバーアルバムを作ったり、そういうこともやります。ライブもやったり、ちょこちょこ。そりゃもうデビューして24年ですからね、一回ぐらいは、二回ぐらいは(笑)」
千「汗吹いて下さいね。樋口さんなんて扇風機当たって思いっきり首振ってますんで!こちらでお休みのベースの方がいらっしゃいますけど(笑)、ピアノコーナーでお休みでございます。ロックバンドに似合わぬ、ちょこんと座った笑顔がかわいかったんですけど」

(LOUDNESSライブ)

『LOUDNESS』『ROCK SHOCK(MORE AND MORE)』

千「いかがでした?今日」
二井原「まだまだもっとやりたかったですね。ようやくエンジンがかかってきた頃にもう終わり?みたいな感じ」
千「(笑)、それありますよね。『CRAZY SAMURAI』、一曲目から演奏してくれましたけど」
二井原「出たばっかりのLOUDNESS久しぶりのシングルなんで」
千「新曲、初めてこのLive Depotで、ありがとう。どうでした?」
二井原「頭真っ白になりました」
千「(笑)、そうなんや。『CRAZY SAMURAI』ってええタイトルですね、ベタでね」
二井原「過去に『CRAZY NIGHT』って曲がありまして、もう一つ『CRAZY DOCTOR』っていうのもあって、今回CRAZYシリーズ第三弾!これで打ち止めです」
千「打ち止め(笑)。長いことライブで演奏していけそうな感じしますよね」
二井原「できたてのほやほやで。今日でまだ四回目ぐらいの演奏なんです」
千「新しいの作って、なおかつレコーディングまた始まってるって話」
二井原「セルフカバーのアルバムが秋に出まして。さっき言ったんですけど人気投票の。もう24年やってるんですよ、バンド。デビューから4枚の中でみんなにリクエスト募って、今日やった二曲も入ってるんですけど、あと12曲ほど」
千「昔の曲とかみんなでスタジオで出してきて聴いたりしてるんですか」
二井原「もちろん!自らコピーをしまして」
千「どうですか。今聴き比べると昔のアルバムって今の耳にはどういうふうに聞こえるんでしょう」
二井原「かわいらしい」
千「(笑)。今のLOUDNESSがやるとしたらどんな音になりそうですか」
二井原「かなりヘビーで、サウンドも最近の技術も非常に」
高崎「録音技術も大分違うしね。ギターとかベースのチューニングが高かったんでね、昔は。細い弦張ってやってたから。今はローチューニングで太い弦張って。全然違うよね」
千「高崎さんでしたけど、リハのときと違う目の色なんですよ、みなさん。ブルーでFace to Faceでしゃべってると宇宙人としゃべってるみたいな(笑)、不思議な気持ちになってジッと見てしまいますけど。会場の人たちの質問をぶつけてみましょう。『樋口さん、質問です。どうしてそんなにドラムが上手なんですか」
樋口「何歳の方ですか、それ」
千「12歳です」
樋口「18歳ぐらいになったらもっとうまなるわ」
千「そんな(笑)。一日何時間ぐらい練習するんですか」
樋口「子供の頃は勉強しないでずっとやったらいいんですけどね、一日中」
千「ずっと叩いてたんですか」
樋口「そうですね。少年マガジンですね、僕の時代は。あと学校の教科書とかね、藤井寺高校の」
千「(笑)、みなさん、ちょっと解説すると僕も藤井寺という大阪の場所出身なんで実家が近いという話がさっきありまして、それを踏まえて今の会話に飛んでるわけです(笑)。『樋口さん以外の三人への質問。もう髪を伸ばさないんですか』」
高崎「伸びてまんがな」
千「なんかシンとしましたね、これ(笑)。LOUDNESSとしてのライブのこだわりってどういうところにあります?」
二井原「とりあえず、でかい音で、家とかでは体感できないようなやつで照明も派手で。エンターテイメントなんでね、ロックは」
千「エンターテイメントやし、ある種の超常現象のような」
二井原「そうですね。ハーってみんなでなってもらうような空間でありたいなと」
千「あと素朴な質問なんですけど日本語を最近歌ってはるじゃないですか、さっきの『SAMURAI』もそうやし」
二井原「昔も日本語は歌ってたんです」
高崎「デビューしたときは全部日本語やったんです」
二井原「英語は海外に出るようになってから必然的に英語で」
千「『SAMURAI』の歌詞の中で本能の赴くままにSAMURAIを一生背負って俺は行くんや、みたいな歌詞があるじゃないですか。あれはLOUDNESSのバンドとしての生き方と重なる部分なんですかね」
二井原「メンバーチェンジもいろいろ繰り返して、それでも自分らの音楽を貫き通してる、その姿勢が最近再認識されてきて、それがサムライスピリッツじゃないかと」
千「リハーサルでセッションの曲一緒にやらせてもらって、普段は三回、四回やるんですよ、僕ら一回だけでしたね(笑)。」
二井原「あ、そうでしたね。もっとやりたかったですか」
千「僕は、あ、これでええなって思いましたよ」
二井原「あんまりやり過ぎると飽きちゃうでしょ?本番で」
千「安心した分飽きるというか油断するというか」
二井原「特にこういうセッションはね。ややこしい曲だと練習しなきゃいけないけど」
千「さぁLOUDNESS、8月13日、赤坂プリンスホテル、クリスタルパレスでライブあります」
二井原「ディナーショーですよ。わしらもびっくりですよ。ほんまもんのフルライブです」
千「あそこ、シャンデリアとかあるんじゃないですか」
二井原「落ってくるちゃうかって。泊まってる宿泊客どうすんねん、みたいな」
千「(笑)、ビュッフェスタイルで」
二井原「そうそう、食うたもん全部、出てくるですよ」
千「(笑)。(セルフカバーアルバム、オリジナルアルバム、全国ツアーの予定)すごいなぁ、同世代として僕もがんばりますわ。すごいビッチリみたいですけど夏休みもちゃんと取って健康に気をつけて」
二井原「お互いに。暑いときに運動しないように!」
千「僕、昼間にちょっと走ってね、注意されたんですよね、さっき(笑)」

~エンディング




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